バスタブ設置前の準備
今回のバスタブは、集合住宅等に設置されていたFRP製の和風半露出タイプ(埋込みで無いので、外側が見栄え良く加工されている)を使用します。
設置するする前の準備として、まずお湯の循環口を市販の栓か適当なパネルと接着剤で塞ぎます。バスタブの材質はFRP、ホーロー、ステンレスですので、それぞれの接着に適し野外の紫外線に強い材料を使用しましょう。バスタブ底部の排水口と栓は、設置後ドレン口(底の泥水抜き)として利用できますのでそのままにしておいてください。
今回は、狭い敷地に設置するため、余水をバスタブから溢れさせない設計にするため、バスタブの天端から少し下がったところに、リーマー等で直径50mm程度のオーバーフロー口を設けておきます。
バスタブの設置
バスタブの設置予定深さに穴を掘ります。その際、設置後沈下や傾きの原因になりますので、掘り過ぎには充分注意しましょう。 床掘りが終わったら、底部を平らに敷き均し、沈下しないよう地固めをした後、オーバーフロー口の高さに注意してバスタブを水平に設置します。その後、底部のドレン口が利用できる場合は、排水処理をしてから外側を埋め戻します。
外装が施してない埋め込みタイプのバスのように、地盤から露出した縁が気になる場合は、石やレンガを並べたり、盛り土をして植栽をしてやれば見栄えが格段に良くなります。