春が近くなると、寒さに縮こまっていた生き物の活動が活発になってきます。池や小川にはそろそろカエルの卵がふ化を待ち、暖かな日には小魚の泳ぐのが見られるようになります。季節が進むにつれて水辺のエコトーン(移行帯)では水生植物の間にいろいろな生き物が見られるようになり、小鳥やトンボも頻繁に訪れるようになります。
これは何も遠い田舎や、公園での話ではありません。ちょっとした工夫で、庭の片隅や狭い空き地を利用して手軽で安価にビオトープ(生物空間)
が再現できるのです。
お家の庭に本格的なビオトープガーデンを作るのは、ある程度の広さも必要で、取排水や雑草など管理もなかなか大変。そんな時、狭いスペースで手軽にできるバスタブビオトープを作ってみてはいかがでしょうか。
次回は、バスタブビオトープ設置についてご説明いたします。