第4回竹でご飯を炊こう!(最終回)
釜戸のおき火を、竹飯ごう全体に火が行き渡るように広げ、いよいよ竹飯ごうを掛けて炊飯開始。(ガスレンジでは、火力が竹飯ごう全体に満遍なく行き渡らないので上手くいきません。)
竹飯ごうは丸いので、釜戸の縁に掛けたとき転がって中身がこぼれたり、飯ごうごと釜戸から転がり落ちたりしやすいので注意が必要です。
■ポイント■
転がらないようにするには、竹の節より外で釜戸に掛かる部分円の底を少し欠いておけば安定します。
飯ごうには青竹を使い、中には水が入っていますので、火に掛けても水分が完全に無くなるまで燃えることはありません。
今回はシンプルに、3本の2合炊き竹飯ごうを用意し、新米コシヒカリを2本(2合×2本)、古代米をブレンドした新米コシヒカリを1本(2合)炊き上げます。
1.蓋を取った状態で釜戸に竹ご飯をかける。
(味付けご飯の場合は、具材と調味料を入れておく)
2.中の米が、飯ごうの底に満遍なく行き渡っているのを確認して蓋をする。
3.蓋の隙間からグツグツと泡が吹き上がってきても蓋は取らない。
4.30分位(外気温や火力、飯ごうの中の水によって時間はまちまちです)たってあまり泡が出なくなったら、飯ごうを火から遠ざけてしばらく蒸らす。
5.10分程度おいて蓋を開けると、ふっくらツヤツヤ美味しい釜戸炊きご飯の出来上がり。
手作りの竹飯ごうで炊くご飯は、調理がいたってシンプルで本格的な釜戸炊きの美味しさに炊き上がります。山菜、栗やきのこ、魚介類など、季節の旬の具材を使った味付けご飯は最高の贅沢!アウトドアの楽しみに一度試してみてはいかがでしょうか。