(08.06.24日本海新聞 掲載)
竹炭入りきんちゃく 江府・柿原の女性たちが作製
集落内の炭窯で竹炭を生産している鳥取県江府町柿原の女性たちが、竹炭を手作りのきんちゃくに入れて、脱臭や除湿に効果のある飾りとして売り出している。町内の農産物直売施設などで販売し、好評を得ている。
「梅雨の時期に役立てて」と竹炭きんちゃくを薦める下柿原JA女性会のメンバー 。 【商品の問い合わせ先】 ・柿原炭生産組合-0859-75- ・江府町観光協会 0859-75-6007 |
柿原は竹が増えて荒れるばかりの山の解決策に竹の活用を検討。十五年ほど前に集落内に炭窯を造り、柿原炭生産組合を立ち上げて住民全員で竹炭を生産している。竹炭や竹酢液、竹酢を使った洗剤を販売している。
集落で生産した竹炭を使って人々の生活の中で親しんでもらえる製品を作ろうと、下柿原JA女性会(加藤千鶴代会長)のメンバー五人が昨年春からきんちゃくを作り始めた。きんちゃくのほかにパッチワークの手提げ袋や俵型など、メンバーそれぞれの特技を生かした飾りを作製。生け花の水盤やご飯を炊く時に入れる小片の竹炭も商品化し、佐川の「みちくさ」や御机の「国民休暇村大山鏡ケ成」などで販売している。
加藤会長は「柿原の竹炭は二度焼きしているので硬くて崩れにくい。梅雨の時期にきんちゃくを靴に入れたりして、脱臭や除湿に役立ててほしい」と話している。