まずはこの写真、どこの海かわかりますか?
沖縄、ましてや海外のビーチを思わせる透明感、そしてブルー。
実はこれ、大山の北、弓ヶ浜を越え、境水道を渡った島根半島の海。大山から車で約50分、妖怪に沸く境港からなら車でたった15分で遭遇できる風景なんです。
この島根半島、神話によると神様がつなひきをしてできた島だとか。
半島の東端には美保関灯台があり、その裏手には植田先生も作品で残した「地の御前」という鳥居だけの神社もあり、実は写真美術館とも大きなかかわりがある場所の1つでもあるんです。
私も数々の場所にロケに出かけていますが、日本海側でこれだけのクリアな海に遭遇することはほとんどありません。
目の前に広がる風景こそ、海における最後の楽園とでも言うべきでしょうか?
大山はもちろんのこと、少し足を延ばすだけでこれだけの海と対面できる幸せ。山陰の実力を改めて実感することができますね。