岩舟古墳(いわふねこふん)

殿山の16基からなる古墳群の西南端、山ろく近くに岩舟古墳があります。 墳丘はその跡をとどめず、繁っていた松の大木も枯死し、その太い根がくい込んで多少破壊された石棺がむき出しになっています。
この石棺は、凝灰岩をくり抜き、蓋と身の部分を重ねて造った家型石棺で、伯耆地方ではほかに2例の出土しかなく、現存するものはこの石棺だけという貴重なものです。

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