大山並木松

江戸時代、大山寺中興の祖である豪円僧正の発案で植栽されたのが始まりといわれています。
大山寺は古くから近郷の信仰の中心となっており、年中多くの参詣者がありました。 特に急病人に対する祈祷などには、夜、風雨、吹雪などの悪条件を問わず、大智明権現のご加護を求めて人々が訪れました。 そのため、道に迷ってしまい不慮の厄難に遭遇する人々が後を絶ちませんでした。 豪円僧正はこれらの苦難をとり除こうと考え、山奉行の三中市太郎と陶山太兵衛に命じて、参道に松を植え、参詣の道しるべとしました。

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