船上山(せんじょうざん)

古期大山の活動による溶岩流に起因。なだらかな山の形が船底に似ていることから、こう呼ばれるように。頂上は広く平らで、北になだらかに傾斜した溶岩台地です。東・西・北面は切り立ち、東面の壁は屏風岩と呼ばれています。この崖は両輝石安山岩からなり、柱状の割れ目が発達。絶壁から下をのぞむ「千丈のぞき」の絶景は、千丈滝と呼ばれている雄滝、雌滝の2つの滝の素晴らしい景観を楽しむことができ、ロッククライミングの練習場ともなっています。

また、この山は歴史の舞台ともなっており、今から約650年前の南北朝時代のはじめ、後醍醐天皇方の名和長年と、室町幕府方の佐々木清高の軍勢による戦場となった古戦場でもありました。

四季それぞれに豊かな景勝で、訪れる人々を楽しませてくれます。
特に春の桜は有名で、山肌に多くの桜並木はこのエリア屈指の名所として毎年多くの観光客が見学に訪れます。


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