緑の向こうにそびえる北壁に圧倒
河原に下りての名所散策も必須
佐陀川にかかる大山寺橋より北側にそびえる大山は、厳しく、険しい男性的な山容を形成。大屏風、小屏風の大岩壁が岩肌もあらわに立ちはだかっています。
また北壁に崩落した岩はガレ場をつくり、元谷に流出して賽(さい)の河原に多くの礫(つぶて・※小石)をもたらすことに。
そんな大山北壁を背に、元谷、金門をくだって大山寺橋へ流れ出る延長1kmにおよぶ河原を「南光河原」と表現。
阿弥陀川が流れる南光河原の最上端にある金門は、両側に断崖が迫りさまざまな渓谷美を披露。
またこの河原には、大山寺隆盛の頃、南光院谷派僧坊がありましたが、金門を切り開いたため、僧坊は両岸に移転し河原となったとの言い伝えも残されています。