大山寺橋・南光河原

緑の向こうにそびえる北壁に圧倒
河原に下りての名所散策も必須

佐陀川にかかる大山寺橋より北側にそびえる大山は、厳しく、険しい男性的な山容を形成。大屏風、小屏風の大岩壁が岩肌もあらわに立ちはだかっています。
また北壁に崩落した岩はガレ場をつくり、元谷に流出して賽(さい)の河原に多くの礫(つぶて・※小石)をもたらすことに。

そんな大山北壁を背に、元谷、金門をくだって大山寺橋へ流れ出る延長1kmにおよぶ河原を「南光河原」と表現。

阿弥陀川が流れる南光河原の最上端にある金門は、両側に断崖が迫りさまざまな渓谷美を披露。
またこの河原には、大山寺隆盛の頃、南光院谷派僧坊がありましたが、金門を切り開いたため、僧坊は両岸に移転し河原となったとの言い伝えも残されています。

〜大山北壁のヒミツ〜

大山の北側斜面「北壁」は、尾根伝いの弥山(みせん)〜三鉆峰(さんこほう)路北縁の馬蹄形大断崖で、比高約400m、長さ約2kmにわたり、大屏風、小屏風の大岩壁が岩肌もあらわに立ちはだかっています。爆発か、円頂丘の目のあらい安山岩溶岩に働いた割れ目沿いの侵食によるものとされていますが、崩落した岩屑は、大崖錐のガレ場を形成。谷底の雪溶け水は佐陀川の源流となしています。


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