[鉄]のプロローグ

自然体験ツアー 「日野郡の歴史はたたらの歴史」と言われるほど、日野川流域にはたたらに関する数多くの歴史や言い伝えが残っています。奥日野を縦断する日野川(火の川)源流でのたたら文化の発達により、砕屑物が川に流れ込み、海辺に大量の砂が堆積されました。その結果、巨大な砂州が形成されることとなり、それが現在の弓ヶ浜となっています。

 たたら製鉄とは日本古来の製鉄法のことを言います。たたらは厳しい仕事でした。映画「もののけ姫」にたたら場の様子が描かれていたのは、記憶に新しいところです。たたら製鉄には、大量の木材が必要でしたが、道具もままならない昔ではその苦労は並大抵のものではありませんでした。村下(たたらの責任者)は、来る日も来る日も窯の中の火を見つめつづけ、その眼は強い光によって衰えを見せ始め、ついには全く視力を失うに至りました。木の下敷きになって命を失う人たちも後を絶ちませんでした。たたら製鉄の過程で川に流される砕屑物のせいで被害を受けた農民たちとたたら場の人たちの間では諍いが絶えなかったとも言われています。しかし、たたら製鉄のおかげで、農具や生活用具が作られるようになり、その結果農作物の生産性が飛躍的に上がりました。また、日南町で精製されていた“印賀鋼”と呼ばれる和鉄は「日本一の鋼」と賞賛されるほど高い質を誇っていました。その印賀鋼で鍛えられた日本刀は文部大臣賞をはじめ、そのほとんどが全国有数の賞を受賞しており、刀匠などの専門家たちからも大変高い評価を受けています。たたらは、日本の文化・歴史を裏で支えた重要な役割を果たしていたのです。

<関連スポット>

船通山(せんつうざん)

船通山は、鳥取県日南町と島根県奥出雲町の県境にあり、ヤマタノオロチを退治したスサノオが、天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を高天原に献上した地として知られています。山頂では毎年7月28日に神話にちなんだ宣揚祭が執り行われています。

弓が浜

奥日野を縦断する日野川(火の川)源流でのたたら文化の発達により、砕屑物が川に流れ込み、海辺に大量の砂が堆積されました。その結果、巨大な砂州が形成されることとなり、それが現在の弓ヶ浜となっています。これだけ大きな砂州が出来るまでにどれくらいの時間が必要だったのでしょう。
2014年07月31日

日野町に根雨には「たたらの楽校 根雨楽舎」、日南町印賀には「たたらの楽校 大宮楽舎」が設置され、たたらの歴史や仕組みが楽しく学べます。


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