海から山、海抜0mから標高1709mへ。
ここ鳥取県西部ならではの恵まれた地形を感じながら、人力でその標高差を駆け上がる鉄人レース「皆生・大山SEA TO SUMMIT 2012」が先週末の5月26日、27日に開催されました。
近年、県西部エリアは、エコツーリズム、スポーツツーリズムに力を入れ、2013年には「エコツーリズム国際大会2013 in 鳥取」をひかえるなど、大規模なアクションが各地で起こりつつあります。
それだけの自然フィールドが残っているだけでなく、モンベルといった日本を代表する大手ブランドが出店するなど確実にマーケットが拡大され、その環境は徐々に整ってきている現状で、サイクリングなどの新たなツアー造成もなされ、今後大きな注目を集めることになりそうです。
さて、今回で4回目となるこの大会。
今年は快晴の下で開催され、本来の目的でもあるスポーツを通し、地域を感じること、自然と向き合うこと、スポーツマン同士の交流を重ねることを存分に満喫できたのではないでしょうか。
それを物語通り、閉会式でみせた西日に照らされる大山の北壁の美しさはきっと参加されたアスリートのみなさんの心に焼きついたことでしょうね。
この記事では、下記の通り、それぞれのパートごとにフォトレビューをズラッと紹介。スクロールが大変なほどの長さですが(笑)、参加されたみなさんの楽しげな表情、頑張る表情をみて、ぜひぜひ画面上からも何かを感じ取ってあげてもらえるとうれしいです。
アスリートのみなさん、本当にお疲れ様でした。
関係者のみなさん、本当にご苦労様でした。
また来年、この場所で再会しましょう^^
こんな美しい朝日とともに本番当日が幕開け。
スタート地点となる日野川河口には選手たちの相棒となるカヤックやバイクが次々と運ばれ、選手たちは思い思いにウォーミングアップ。
開会式で、選手宣誓が行われると、アスリートたちの緊張もピークに。あとはスタート待つばかりです。
今大会はシングルの部とチームの部に分けられ、個人で自分の限界にチャレンジするもよし、仲間との連携でスポーツを通じ絆を深めるもよし。県内外だけでなく、国外からも参加するなど注目を集める大会となりました。
最初の種目はカヤック6km。
日野川の河口をスタートし、真っ青な皆生の海へ。
パドルさばきに苦戦するチームもあれば、波をものともせず着実にゴールへと向かう選手の姿も。まだまだこの時点では選手たちの表情にも若干の余裕がありそうですね^^
最後は登山。
博労座より夏山登山道に入り、1709mの大山山頂のゴールを目指します。新緑に囲まれた爽やかな登山道をただ無言で駆け上がる選手たち。6合目あたりから広がる眼下の絶景、そびえる北壁に感嘆の声をあげつつ、一歩一歩踏みしめるように山道を登り、ついにゴール。
見下ろす風景の一点、皆生の浜を見ながら「あの場所からここまで来たんだよなぁ」そうしみじみつぶやく選手の一言がとっても印象的でした。
戦いのあと。
完走を遂げた選手たちが一堂に集まり、激闘を労うと同時に、来年の再会をこの場で近いあうアスリートも。
表彰式では、シングルの部の1位のタイムが発表されると会場から驚嘆の声が起こったほか、様々な賞の発表や豪華景品があたる抽選会も実施。お隣り韓国から、わざわざ米子大山観光大使もつとめる韓国LSのイ・デフン副会長にもお越しいただき豪華賞品の進呈とともにプレゼンターを担当いただくなど、来年のエコツーリズム国際大会に向け楽しくも、華やかな表彰式・閉会式となりましたね。