先週末、大山に本格的な夏の訪れを告げる
「大山夏山開き祭」が盛大にとり行われました。
大神山神社の神事にして、大山の初夏の風物詩。
今年は本来の意味合いでもある夏山の安全を祈願すると同時に、3月に起こった大地震の復興へ祈りを込めた思い入れの強いものとして主催者のみなさんは一生懸命準備を重ねてこられたようです。
そのクライマックスの一つ、前夜祭での「たいまつ行列」。
大神山神社奥宮をスタートし、日本一長い自然石の石畳の参道を、2000人が練り歩くさまは圧巻。
この日だけ漆黒の森を流れる「炎の河」は、遠く海外からいらっしゃった観光客のみなさんが思わず「Amazing !!」と感動の声をあげられるほど。
日本の伝統にしばし魅せられる時間をここ大山から世界へ発信できたようにも思います。
またこの日のサプライズはもう一つ。
松明をもった参加者がゴールとなる博労座に到着したのち、主催者の指示に従い細かく移動。
東北へ向け、被災者のみなさんに向けエールを送るべく、「元気」という文字を作りだしていました。
今年初めての試みだけになかなかうまく描き出せない部分もありましたが、ここでは地元の人たちが心を一つにし、互いにコミュニケーションを取り合いながらも一つの目的に向け協力し合う精神が・・・。参加したすべての人たちがこの場所から遠く東北に向けメッセージを送る姿は、これまでの苦労をお聞きしていただけに本当に心に響きます。
言葉にするのは簡単。
でもこうしてアクションを起こすのは本当に難しい。
こうした新しい取り組みを実現された主催者のみなさんに改めて拍手を贈りたいと思います。
お疲れ様でした。
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