先週はじめ、海外へと旅立つ江府町出身の仲間の思い出にと撮影に訪れた「木谷沢渓流」。
私にとってもこの場所は、自分がライフワークとして追いかける大山の風景、いわば“はずせない”ポイントの一つ。
それが・・・。その数日後・・・。
大山を襲った台風12号により、地元は大きな被害を受けることに。妖精の森と私たちが表現した「木谷沢渓流」も同じ。
今はもう、この風景を見ることはできません。
実はまだ私は現場を見ていません。
見るのがコワイという思いもあります。
何だか自分の魂の一部が削られたみたいで・・・。
大山を訪れる友人にいつも連れてきては感動させる時間は私にとっての自慢の一つ。
天候の気まぐれによって顔を見せない大山の雄姿とは違い、ここは雨であろうと、曇りであろうと、訪れて私たちにいつも違った表情で微笑みかけてくれる。そんな“はずれのない”場所だったのです。
悔しいなぁ、ホント。
ただ・・・。
私たちは大山が持つ自然の再生力を信じています。
私が普段からお世話になる江府町の職員の一人は、私に声を震わせながらこう伝えました。
「必ず、復活させますよ」。
今、この地に伝わる「再生神話」のストーリーがクローズアップされ、神々のふるさと山陰がにわかに注目を集めることに。
そんな言葉を借り、私はこの「木谷沢渓流」の復活を、
「再生“森”話」 と勝手に命名。
この復活に携わる役場職員、県職員のみなさんを“神”と讃え(笑)、熱いエールを送りたいと思います。
実はすでに地元のブログポータル「じげ風呂」にて、この場所が大好きで、この場所に思いを持つ多くの大山ファンが、立ち上がったコミュにて、それぞれの思い出を投稿し、この復活に取り組む多くの神々たちにメッセージを送ってくれています。
じげ風呂コミュ 「木谷沢アルバム みなさんからの応援メッセージ」
ぜひぜひみなさんも、メッセージを送っていただき、そんな小さな“つながり”がやがて大きな力となり、大山の源の再生へと結びついていく様を一緒にみていければと思いますがいかがですか。
私たちの宝、私たちの自慢。
木谷沢渓流はそんな大山の大切な生命の一部なのです。
ぜひ、今こそみなさんの力を。