「RA・M・BU」 6月20日

今年はホタルを撮影する機会に恵まれ、鳥取県西部屈指の名所「金田川ほたるの里」ほか、地元の友人に教えてもらった穴場のポイントに出かけ、思う存分「乱舞」を満喫することができました。
(※一部は昨年大山の渓流で撮影したヒメボタルの写真)

今年は夕暮れに雨がやみ湿度が上がったこともあって例年よりもホタル舞う数が多いような気も・・・。
これだけ飛んでいるのに、その隠れた穴場名所では、何のありがたみもなく訪れる人は皆無。その分、これだけの風景を独り占めすることができるのですが、何だかその温度差にちょっとさみしい気がしてしまいます。

地元では当たり前。ありがたみがない。価値の低下。
そういえば、数年前大阪の家族が大山に遊びに来た際、偶然にも木谷沢渓流でヒメボタルに遭遇。美しい自然の光を灯しブナの森を舞う姿に、つい童心にかえり追いかけまわすその姿は今も鮮明に覚えています。あの冷静な父親が、当時足腰が不自由だった母親が・・・・。たぶんあんな大はしゃぎする両親を見たのは生まれて初めてだったかもしれません。
たぶん、ここにはそんな大人でさえ楽しかった時間を振り返ることができる古きよき日本の風景、懐かしい時間が残っているのでしょうね。
こうした自然がごく自然に残される山陰って素晴らしい。
この地域に住む私たちは改めてその恵まれた環境に感謝するべきだと実感させられました。


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