「雪の知らせ」 1月4日

記録的大雪。
YAHOOなどでも常に鳥取の大雪関連のニュースが届けられていますね。
災害にあわれたみなさま(私もその一人ですが)につきましては、心よりお見舞い申し上げます。
そしてこの大雪でのライフラインの復旧に尽力されているみなさま、極寒の中、本当にご苦労様です。
(一時は停電で信号も機能せず。主要な県道も歩行者天国みたいになってました)
不謹慎かもしれませんが、この厳しい状況の中、フッと思い直ししたことがありましたのでそれを綴ります。
私がこの年末年始の大雪でふっと気付いたこと。
それは今の便利な時代が機能せず、人の手によるアナログな活動が増えたことにより、「俺たちっていい地域で暮らしてるなぁ」と再確認できたこと、とでも表現しましょうか。
なんかうまく伝えられませんが(笑)・・・。

とにかく、

車が使えず徒歩でいろんなとこに動いたことで「こんな場所があったんだ」って思えたし、

雪かきで地元の人たちの気持ちが一つになり、一つの目的に一喜一憂できたし、

普段、話すことのなかったご近所さんとたっくさん話すこともできたし、

雪にはまった車を、周囲にいる人たちが声をかけあい救い出す光景を度々見かけることができたし、

車や自転車が使えず、走りながら配達し、一軒一軒に「遅くなってすいません」と頭を下げる郵便局員、新聞配達員、宅配業者を見て、届けられる年賀状一通の重み、新聞・荷物のありがたさに気付いたし、

沈みがちな気持ちをこの状況でも無邪気に走り回る子供たちの笑顔で励まされたし、

文明の進化が役に立たない状況で、お年寄りの持つ知恵、そして冷静な言葉が如何に重要であるかを再確認できたし。

言葉ではうまく表現できませんが、理屈や理論では語れない田舎?地方?ならではの環境というか、文化というか、人情というか・・・。
こうしたことが何の躊躇もなくごく自然にできる地域の温かさをこの雪害を通して感じることができました。

この大雪はそれを伝えるためのものだったのかな、なんて思ったりもして・・・。 なんかキザったらしいこと書きましたが(笑)
ともあれ、文明の利器に頼らず、周辺の人たちが声をかけあって乗り切りつつある元旦の危機。山陰で暮らす人の埋もれていた“つながりの強さ”を改めて感じる何だかちょっとだけうれしい年始の時間となっています。


Ads by Google