「名湯でダイヤモンド」 11月30日

山陰が誇る名湯・皆生温泉。
海に湧く塩の湯としてその歴史をスタートさせ、受け継がれた伝統のもと鳥取県の誇りとして観光客の方々をもてなしています。

美肌効果のある泉質。
海を望む露天風呂。
海の幸を生かした懐石料理。
おっとこまえ、美人ぞろいの若旦那、女将の行き届いた接客。

そうしたもてなし、ロケーションで愛される名湯にあって、実は今の時期だけしか見れない最高の演出が隠されていることをご存知でしょうか。

それが写真にあるダイヤモンド大山。
目覚めのよい朝を迎え、潮風を感じるためちょっとだけで浜辺を散歩にと出かければ、一年でもわずか数日しか眺めることのできない皆生の浜でのご覧のような日の出を拝むことができるんです。

このスペシャルな時間、各宿のみなさんはどれだけご存じなんでしょうか?
本日の撮影でも浜に出てこの風景を眺めているかたはごくわずか。ちょっぴり残念な気もするのですが・・・。

例えば富士山の麓、ダイヤモンド富士が眺められる周辺の宿ではその時期が近づけば常に満室、多くの方がそのシーンをめざし全国から集まってくるそうです。

ここ大山のダイヤモンドもそれに負けず劣らず。
皆生の浜、そして水辺に写しだされるオレンジ色の光、そして頂より上る朝日はきっと最高の旅の思い出に。
例えば、「ダイヤモンドウィーク」なんてタイトルで各宿・各旅館で情報を共有し、その週に宿泊される宿泊客には必ずフロントで情報を伝えたり、各部屋にチラシをおいておいたりと、足を運ばせるきっかけを作ってあげ、とにかく一度大山の朝焼けからダイヤモンドまでの一連の時間を拝ませてあげること。
そうすればその素晴らしさから噂が広まり、今後そのダイヤモンドを目当てに宿泊のみなさんが増えることにつながっていくのだと感じていますがいかがでしょうか。

こうした自然の神秘には人を動かす力があります。
人を感動させる時間があります。

そのためにはまず地元がその美しさを知ること。
その価値に気づくこと。

実は皆生温泉にも、HPのブログを通じ、また今流行のツイッターを活用し、こうした大山の風景、皆生の歴史、山陰の素晴らしさを伝え、多くのお客様の笑顔を引き出そうと努める若女将もいらっしゃいます。

こうした方が一人でも増え、単なる湯の良さ、料理のおいしさといった部分だけでの満足ではなく、温泉街との楽しさ、大山や日本海に抱かれる風景の素晴らしさを共有できる温泉地になればと・・・。

ぜひぜひこのダイヤモンド大山が新しいプログラムとして発信され、皆生の名物として多くのお客様が足を運ぶツールになることを願ってなりません。


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