この前もお伝えしましたが、境港で水揚げされる「ベニズワイガニ」の本当のおいしさを伝えるべく立ち上がった
「境港ベニガニ有志の会」。
その団体主催によるイベントが、20日、
イオン日吉津店SCにて開催され、盛況のままに幕を下ろしました。
下記がその時の様子を集めたレビューフォトです。
今回のイベントのテーマは、
「自宅でもできる調理法の伝授」。
代表自らが見学者の前でベニガニのおいしさを力説し、そして自宅でも簡単にできる捌き方、調理方法を伝えることで、より気軽にベニガニを料理してもらおうという狙いがありました。
これまで何度もお伝えしてきましたが、みなさんの持つベニガニの悪いイメージはすべて捌く段階で確定してしまうといってもいいほど。
深海に生息するベニガニには足と甲羅の部分に泥がたまってあり、これを丸ゆですることで泥のアクがカニ身全体にわたってしまいます。結果、生臭く感じたり、また甲羅に火が通るまでと時間をかけてじっくりゆですぎることで足の棒身がスカスカもしくは水っぽくなったりという悪循環に陥ってしまうわけなんです。
裏を返せば、キチッとした調理法で捌き、料理すれば、みなさんが知らないベニガニのおいしさに出逢えるはず。
実際、スタッフもその方法で調理したカニをいただきましたが、まさに目からウロコ。
「えっ、ベニガニ?」と思うほどに甘く、身入りもしっかりで、濃厚。
しかも松葉ガニに比べ、比べ物にならないほど単価も安いので、味的には劣らないカニを腹いっぱい食べられるという利点も。
有志の会ではそうしたことをまずは地元に人に知ってもらうべく、日々こうしてアクションを起こしているのです。
また今回は、有志の会のブースの隣、ハンドメイドで体に優しいお菓子作りにこだわる
「お菓子屋 くれぱす」さんにご協力いただき、ベニズワイガニを使った「かにかにスティック」など地元でも評判のお菓子も販売。
大いにベニズワイガニを、また地域の取り組みをPRできた一日となりました。
どうです。みなさんいい顔してるでしょ?
一番上の集合写真は、終了後残ったメンバーで撮影した1シーン。
みんなホントにかっこいい。
みんなホントに満足げに笑ってる。
実はここにいるメンバー、みんなお魚を扱う上で超有名なスペシャリストばかり。
でもね・・・。
ここにしがらみや立場の差や駆け引きなんてありません。
もちろん官民の差はありません。
県境や市町村の壁はありません。
みんな思いは一つ。
・境港のベニズワイガニは本当はすっごくおいしいことを多くの人に知ってもらいたい。
・そのためにはまず地元の人にその価値を再認識してほしい。そうした情熱が、メンバーを奮い立たせ、一定の成果を得たことでこうした満面の笑顔になっていることは言うまでもありません。
地域を動かすのは間違いなく「人」です。
こうしてベニガニのおいしさを伝えるプロジェクトが動き始めたものも、一人の水産庁の役人が自らの思いを形にし、いろんな場面で行動し、実践した結果。
この人のもとに多くの海の男たちが賛同し集まり、今やっと表舞台へと飛び出して未来のために走り続けている現状です。
ぜひこの地域に住むみなさんは、ほんの少しだけ意識して、ベニズワイガニの本当のおいしさを知るための努力をしてみませんか?
わからなければ、知りたければ、いつだってお問い合わせください。
有志の会はいつだって、気合い満点、みなさんにお話させていただくことでしょう。
こうした人たちがいる限り、
こうした人たちの情熱が冷めない限り、
ベニズワイガニが本当の紅い宝石としてブランド価値が上がり、食のみやこ鳥取を支える産品になることはそう遠くないと確信しています。
みなさん、ぜひ協力を〜〜〜。