2009 大山・山陰絵日記 「紅ガニ革命」 3月18日

「Change」
ベニガニの真の実力を世に広める男たち


境港港で水揚げされるベニズワイガニ。
水揚げ日本一を掲げながら、どうしても松葉ガニの知名度、価値には遠く及ばない印象がすっかり地元でも定着していまっています。

それに“待った”をかける男たち。
水産庁の役人でありながら、境港の未来をあんじ、これまでもさまざまな警鐘を鳴らしては現場に出かけ、境港の魚のブランド力向上のため奔走してきたウエカツさん。彼を筆頭に、彼の情熱に賛同した有志で結成されたのが「境港ベニガニ有志の会」

そんな有志の会が、消費者達とじかに向き合い、ベニガニのおいしさをPRするために各地でイベントを開催しています。

前回は「まつえ暖談食フェスタ」に参戦し、松江のお店の中に入り、ベニガニのおいしさを最大限に引き出したオリジナルメニューの4品を販売。
2時間もたたずに売り切れる盛況ぶりで、城下町松江の方々に改めて境港のベニズワイガニの真の実力を再確認してもらう非常にいい機会になったことはいうまでもありません。

そして今回、舞台は島根県から鳥取県へ。
県西部の一大ショッピングモールでもある「イオン日吉津ショッピングセンター」にて、3月20日(金・祝)、同様のベニガニ三昧なるイベントを開催します。

用意されるのは、ベニガニのうま味を最大限に引き出したウエカツさん直伝による4品。

カニ味噌たっぷり、抜群のコク。味が染みた大根も絶品の「カニ汁」 。
濃厚なカニ味を誇る煮ガニの煮汁をベースに仕上げた「カニ炊き込みご飯」
粗びきコショウでスパイシーに。ビールの最高のアテとしてオススメの「揚げガニ」
そして、ワインやウイスキーと相性抜群。クリームチーズとカニが共演した「カニのカナッペ」

どれも目からうろこ。
私も実際何度もいただいているのですが、本当にウマイ。

また当日は、魔法をかけたようにおいしくなる捌き方・調理法なども実演。レシピや上手なカニの捌き方が書かれた虎の巻も配布されるので、自宅で同じ味を再現できるのもうれしい限り。

ぜひこの機会、私達、山陰に住む人間にとっての誇りでもある「ベニズワイガニ」の真のおいしさを再確認してみませんか?
そして我が家の一品として食卓を飾ってみませんか?

(※写真は前回、まつえ暖談食フェスタに出店した時の様子です)


ベニガニがつなぐ広域連携。

ウエカツさんの情熱に賛同したスタッフには、多くの島根県の関係者が存在します。
JFしまね、県職員なども加わり、境港のベニズワイガニという枠ではなく、山陰のベニズワイガニというスタンスで協力しあいながら、この紅い宝石をPRしているところに大きな意味を感じています。

その他の顔ぶれも豪華そのもの。
地元の水産会社や地元でもカニ通で知られる卸業社の名物社長に、船主、境港の人気店の主人、境港市職員まで、まさにオールスターの構成によって、このプロジェクトは前へ前へと進められていることを考えれば・・・。

今後の展開にも要注目ですね。


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