今朝は空全体を隠すほどの
「黄砂」、そして町並みを包む
「霧」。
2つのフィルターが大山周辺をすっぽり覆いつくしました。
そんなシーンを撮影すべく夜明け前の
「米子城跡」にはじまり、その後は
「母塚山」へ。
そんな時間が描き出す朝。
実はとっても貴重な風景を垣間見ることができるんです。
日の出なのに薄暗く、黄砂のフィルターが日の出後の太陽のフォルムをくっきりと表現してくれる。
あまり気持ちのいい朝とはいえないまでも、幻想的で神秘的な目覚めの時間を演出。
これはこれでとっても美しい光景だと感じました。
それにしてもこの時期に黄砂とは・・・。
過去2月の下旬にあったとは、こんな2月の中旬に発生することは異例なのでは?
春が近いことを知らせるのはいいことですが、日本の四季がこうして徐々にでも失われている、そんな時間に一抹の不安を覚えるのは私だけでしょうか。