古刹を彩る初夏の風物詩
その花たちが今・・・朽ち果てた姿に米子市尾高にある
大神山神社 本社。
この古社がひと際注目を集め、多くの見物客で賑わう時期があります。
それが6月中旬、境内の一角に咲く
「花菖蒲園」。
同じくして満開の花を咲かせる梅雨の花
「アジサイ」との競演は、見るものをしっとり和の風情に。多くの人の目を楽しませてきました。
ただそれも昔のはなし・・・
管理者の高齢化などから手入れが難しくなり、
「見学できるのは今年が最後」と伝えられたのは2年前。
その後、なかなか訪れる機会がなかったものの、久々に足を運んだ先に見たものは・・・。
何とも悲しい光景でした。
ポツリ、ポツリと最後の力を振り絞るように咲く花菖蒲が何とも寂しげで、そこには栄華を極めた後の儚い時間が・・・。
もちろん、様々な要素を考えればいたしかたないのは事実なんですが・・・。
込み上げてくるこの思いは何でしょう。
う〜ん。
まずは上記の写真をご覧ください。
2年前、美しい花を咲かせていた時と今の花菖蒲園の風景です。
この風景を見て、みなさんはいったい何を思いますか・・・。
あとのことはこの私に任せて・・・
境内に描き出される梅雨空アート花菖蒲がこんな姿に・・・。
とは言っても悲観することばかりではありません。
その分を補うかのように、今梅雨空とコラボした美しい
紫陽花(あじさい)の花が満開。
紫陽花のお寺といえば松
江の月照寺が有名ですが、ここ大神山神社もそれに負けず、こんなにもたくさんの紫陽花が境内各所で咲き誇っています。