神様にふれる・・・ 美保関 青柴垣神事へ全国には神事と呼ばれる伝統の祭事があります。
神々のふるさと山陰なら特にそうで、ここ美保神社にもありました。
それが4月7日に行なわれた
「青柴垣神事(あおふしがきしんじ)」。
これは、美保神社の祭神、
事代主命(ことしろぬしのみこと/えびすさま)が大国主命(おおくにぬしのみこと)から国譲りの相談をうけ、譲ることに決定した後、自ら海中に青い柴垣を作ってお隠れになったという故事に因むもので、ここ神々に守られし山陰でも特に伝統的な神事として地元を中心に受け継がれてきたのです。
写真は、諸々の神事を経て、一同が御船する船。
雨上がりの午後、船の向こう、妖しい雲の下に輝く大山が何とも神秘的に思えたのは私だけでしょうか。
このお祭りに今年はスタッフも氏子として参加。
その様子は後日レポートにてお届けします。
雨に濡れる境内
澱んだ空が神秘的な空気をさらに・・・ 事代主神系えびす社約3000社の総本社で、8世紀に編纂された『出雲国風土記』の神社台帳に記載される古社。
えびす神としての商売繁盛の神徳のほか、漁業・海運の神、田の虫除けの神として信仰を集めるこの社の本殿は、大社造の社殿2棟を横並びにした「美保造」と呼ばれるもので、国指定重要文化財にしてされています。
神事となるこの日、朝からの雨が神事が始まる午後にはいったん止み、光が差し込んだ先には、神々が在ます山としてこれまた古くより讃えられてきた大山の雄姿が。
これも神様の演出?と思うほどに神秘的な光景が目の前に広がっていました。