荒神谷史跡公園 椿の森まつり (〜3月31日)


1984年に、358本もの銅剣が出土
。そしてその翌年には、その時点からわずか7m離れた場所で、銅鐸(どうたく)と銅矛(どうほこ)が出土
この発見は日本の歴史を揺るがすものとして、当時日本中でTOPニュースに。
改めてここ出雲の里が日本の歴史を語る上で重要なポイントであることを証明した瞬間でもあったのです。
出土跡はそのまま公開され、資料館をはじめ、復元した竪穴式住居や古代米を栽培する農耕地などを遺跡内に展開。
「荒神谷史跡公園」として地元民はじめ多くの人に利用されています。

「荒神谷で花」といえば、よくご存知の方なら真っ先に「2000年ハス」を思い浮かべるはず。
1951年千葉県で発掘されたハスの種が、大賀一郎博士によって発芽。その後、この種が発見された地層が2000年前のものとわかり、ハスの花は「2000年の眠りから覚めた伝説の花」として関係者を大いに驚かせたのです。
荒神谷史跡公園では、初夏ともなると約5万本の2000年ハスが満開。太古のロマンへ思いを馳せながらのお花見は地元でもすっかり定着しています。


遺跡に春を告げる紅白の花
太古のロマンを感じ、早春の香りにふれる


2000年ハスの前、実は史跡公園の奥にある椿の森では今まさに椿の花が見頃を迎えようとしています。
この椿、園内では約8種が咲き誇るそうですが、日の丸、大原の里、小夜侘助、月の輪などそれぞれに色や形が大きく違い、同じ花?と思うほどに個性的な彩りをお披露目。
古代から油を採るための重要な木として様々に品種改良されてきたこの椿。
ここ日本の歴史を変えた遺跡でも、うららかな春を呼び込む花として多くの人に愛され続けています。

園内では、「椿の森」と題し、写真展や散策MAPの配布、オープンカフェの開設など様々なイベントを実施。
春の日差しの下、ぜひ椿の森でお花見ウォークを楽しんではみませんか?


【 詳細は荒神谷博物館HPへ 】


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