1984年に、358本もの銅剣が出土。そしてその翌年には、その時点からわずか7m離れた場所で、
銅鐸(どうたく)と銅矛(どうほこ)が出土。
この発見は日本の歴史を揺るがすものとして、当時日本中でTOPニュースに。
改めてここ出雲の里が日本の歴史を語る上で重要なポイントであることを証明した瞬間でもあったのです。
出土跡はそのまま公開され、資料館をはじめ、復元した竪穴式住居や古代米を栽培する農耕地などを遺跡内に展開。
「荒神谷史跡公園」として地元民はじめ多くの人に利用されています。
「荒神谷で花」といえば、よくご存知の方なら真っ先に
「2000年ハス」を思い浮かべるはず。
1951年千葉県で発掘されたハスの種が、大賀一郎博士によって発芽。その後、この種が発見された地層が2000年前のものとわかり、ハスの花は
「2000年の眠りから覚めた伝説の花」として関係者を大いに驚かせたのです。
荒神谷史跡公園では、初夏ともなると約5万本の2000年ハスが満開。太古のロマンへ思いを馳せながらのお花見は地元でもすっかり定着しています。