大山・山陰絵日記 「雪の木谷沢」 12月15日

森は生きている・・・
眠りの森の清らかな命


この前の大雪でついに桝水高原から鍵掛峠、奥大山スキー場間が冬季閉鎖。
大山もいよいよウインターシーズンに突入します。

しかしスキー場のOPENはまだ先。
ということで、今この場所はとっても静かで、人影もなくとっても寂しげ。まるで眠りについたかのような時間に包まれています。

そんな中、奥大山スキー場の奥、緑鮮やかな木谷沢の渓流美も冬の装いに彩られ、葉の散った木立の列が何とも悲しい風情を。

ただこれだけの雪に覆われ、周囲に氷の絨毯が敷き詰められようとも、森を流れる清流だけは今も変わることなくその時間を止めることなく流れ続けているのです。

まるで眠りの森が生きていることを証明するかのように・・・。

今もどこかで大山の土深くから命の水が湧き、そしてすべての生命の源となるべく、森にパワーを与え続けてくれているのですね。


Ads by Google