大山・山陰絵日記 「大山にかかるピンクのカーテン/黄金のベール」 11月20日

夜明け前、そして夕暮れ
同じ場所で見る、大山の美しさ。
同じ場所で知る、大山の大きさ。


真冬を思わせる冷え込みで明けた今日の朝。
夜明け前、そして一日の終わりを迎える日没前、私がいた場所は、大山の裾野までを見渡す「母塚山」の展望台でした。

いつも見ている大山なのに・・・。
すべて知っているはずの大山なのに・・・。

今日私の目の前に広がった大山は、またいつも違う、そんな感動的な時間を届けてくれました。

そんな朝と夕に見た風景、大山を愛するみなさんにも届けます。

朝 AM6:20
〜ピンクのカーテンに隠されて〜


シャッターを押すことさえ困難なほどかじかんだ指先。
そんな寒さに耐え、朝日を待ち構えていると・・・。
目の前には、予想だにしなかった不思議な風景が飛び込んできました。
山頂付近にかかる雲がピンク色に染まり始め、大山を妖艶に包み込んでいるのです。
その後すぐに大山の南側で日の出がありましたが、今日だけはすっかり脇役。
雪の大山が一瞬だけピンク色に。貴重な時間でした。

夕暮れ PM5:00
〜黄金色のベールに包まれて、そして・・・〜


日中は撮影のためお隣り島根県へ。
で、午後4時すぎ、帰路に向かう途中、山陰道で見た風景。
それが西日で金色に輝く雪の大山でした。
雪が西日の赤で反射し、こうなったのでしょうが・・・。

今日は視界もよく東出雲、安来付近を走っていてもその様子がはっきと確認できました。
これは・・・と考え、車を朝にピンク色のカーテンに出会った母塚山へと進路変更し、たどり着いたその先に見たもの。
あとは写真をご覧ください。
こんな鮮明な大山、一年でも数回出逢えるか、出逢えないか。
そこには夢中でシャッターを切りつつ、ファインダー越しにその美しさに見とれている自分がいました。


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