雪に浮かぶ小さな灯は
地域を結ぶ心の明かり
大山寺参道、冬の伝統行事の一つ「大山雪あかり」。この催しは、決して華やかなものではありません。むしろひっそり、地元のなかで守られ続ける伝統であります。主役を務めるのは地元に住む子供たちで、その初日、大山寺参道の各施設をまわり雪で作られた燈籠に明かりを灯していくのです。
真冬の大山
フワッと灯る雪あかりに心温まる夜
その際、笑顔で交わされる言葉、「こんばんは」、「ありがとね」。
都会ではすっかりなくなってしまったご近所同士の交流が、子供たちの手でまた強く、深く結ばれていきます。
“笑顔”で灯を点す子供たち。そしていっぱいの“やさしさ”で返す大人たち。
そこに“日本の心”を見るのは私だけでしょうか。
冬のナイトミュージアム
満点の星空に浮かぶ真っ白な北壁
夜の闇に包まれる大山寺橋付近。
いつもはダイナミックなロケーションを描き出す南光河原付近も、夜はひっそり、眠りにつくかのように静まりかえっています。
ただ、見上げると美しい星空とともにうっすら大山北壁の雄姿も。
煌びやかな星の下、浮かび上がる姿は何とも幻想的です。
氷点下の夜
寒さに耐えればこんなアートも・・・
寒さ増す大山の夜。
なかなか外へと繰り出せないものの、一歩踏み出せばこんなにも美しい風景に遭遇することも可能です。
澄んだ空気がもたらすパノラマ夜景、積雪によるスノーロードetc.
思い切って夜の別世界へと飛び出してみませんか?