大山・山陰絵日記 
「夏の終わりのハーモニー@伯耆町たそがれコンサート」 8月31日


夏休み最後の日
美術館の夕暮れに響く黄昏のハーモニー


伯耆町で恒例となった「たそがれコンサート」。
30日の予定が雨で順延、翌日となるこの日植田正治写真美術館 野外ステージを舞台に行われました。

これは岸本小学校金管バンド、岸本中学校吹奏学部、溝口中学校吹奏楽部、伯耆町吹奏楽団など地元で結成されたバンドによる演奏会。

美術館の向こうに沈む夕日を眺めつつ、奏でられるメロディにホッと一息。
夏休み最終日となる31日だけに、何だか夏にサヨナラを告げ、秋の訪れを宣言するかのような、そんなメモリアルなひと時を演出してくれましたね。

希望を言えば、
美術館をイメージさせるあの曲を地元の子供たちに・・・


演奏は素晴らしいものでした。
ただ個人的には毎年この場所で演奏するわけで・・・。
美術館のテーマともいうべきあの曲がぜひ地元の子供たちの演奏で聞いてみたいな〜というのが、私の個人的な夢でもあります。
「UEDASHOJI 17748」
美術館で開催された写真展「HOMAGE展」福山雅治さんが書き下ろした楽曲
オルゴールの原曲となったこのメロディをぜひ町の未来を担う子供たちの演奏でぜひ聞いてみたいですね。
伯耆町といえばこの曲、町民なら誰もが知ってる、卒業式にはこの曲が流れる、そんな地元からのムーブメントが起こることをただただ願うばかりです。


窓越しの夕日を眺める人々が美しいシルエットに
地元民のため、夕暮れの美術館を開放

コンサート終了後、美術館が無料開放。
普段ならすでに閉館されている日没間際の美術館。
3階の廊下の窓越し、沈む夕日を眺めつつ、植田正治の作品に見入る時間。

地元の人に愛される美術館。
地元の人に誇りにされる美術館。

そのための一歩として、コンサートに訪れたみなさんが美術館に立ち寄りこうして作品の世界にふれることは、とってもとっても有意義なことかもしれません。


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