十七の夜。
・・・とはいっても尾崎豊さんの歌ではありません(笑)
(あっ、あれは十五の夜だ)
このタイトルの理由、それは江府町で毎年8月17日に開催される
「江尾十七夜」。
秋風が心地いい日曜日の夜、JR江尾駅を周辺にて今年も華やかに行われました。
伯耆(ほうき)の国・江美城(えびじょう)主の蜂塚一門が、盂蘭盆十七日の夜、城門を開放し、町民や農民とともに盆の供養と豊年を祈って朝まで無礼講で踊り明かしたという伝統的な祭りがそのはじまりで、
その歴史はなんと500年。
すごいでしょ?
身分をこえたその土地をあげてのお祭り。
当時としては考えられないできごとだったのかもしれません。
だからこそ城主亡き後も、この土地の住民はお盆の十七になれば悲しい運命に果てた城主を慕い、来る年も来る年も供養踊りを続け、今に語り継いできたのです。
それが鳥取県無形民俗文化財にも指定される
「こだいぢ踊り」。
この踊りには、城主と土地の住民による強い絆、熱い思いが隠されているのです。
このお祭りに毎年足を運んで思うこと。
それは昔ながらのお祭りのイメージがしっかりと残っていること。
どこか心温まる時間を随所に感じられること。
そんな風景を
下記にてみなさんにもお届けします。