(※下部にもイベントギャラリーがあります)
お盆を故郷で過ごす。
これは古き良き日本の伝統でもあります。
ここ伯耆町でもそんな光景が・・・。
都会へと夢を求めて旅立った若者、嫁いでいった者、転勤で故郷を離れることを余儀なくされた者が休みを利用し、自分が生まれ育ったこの場所へと帰ってきています。
変わらない町に広がる、
懐かしい風景。
懐かしい時間。
その中で毎年8月15日に開催される
「きしもと豊年盆踊り花火大会」(伯耆町)。
この場所で育った人なら誰もが懐かしむ「岸本中学校」を舞台に、地元の未来を担う子供たちが伝統の盆踊りなどを披露。
大人達は、この一年に一度の舞台を懐かしむように櫓を囲み、一夜限りの盆踊りを心から楽しみます。
そしてお祭りに隠された、もう一つの時間。
それは、この場所に用意される多くの再会。
「元気だった?」
「今、どうしてる?」
「新しい連絡先、教えてよ」
「また遊びに行こ」
そんな会話が聞こえてくるこの夏祭りは、単なるイベントとしてのものではなく、「地域のつながりをいつまでも大切に」といったメッセージがあるようにも思います。
「故郷っていいもんだ」。
「幼少期、青春期を過ごした仲間ってやっぱり大切なんだ」。
きっとこのお祭りにきた多くの人たちは、心に響くそんなお土産を持って帰ったに違いありません。