大山・山陰絵日記 
「森は泣いている/海は泣いている」 7月30日


あなたは何も感じませんか?


写真をみて、大山がこうして汚されている姿を見て・・・。

少し言葉が荒くなりますが・・・、
「ふざけるな!!」。

観光の場所に大山を選んでくれたことは非常にありがたいこと。
だからこそそれに応えるようブナの森たちはいっぱいのマイナスイオンで訪れるみなさんを癒したはずです。

でもその結果が・・・、コレです。


失われていく誇り

真っ青な海、真っ白な砂浜。
これは弓ヶ浜半島の宝です。
でも・・・、足元を見れば悲しくなる現実が待ちかまえています。

海水浴場などでは地元のスタッフが猛暑のなか日々ゴミ拾いをする姿が目につきます。しかしながら、取っても取っても・・・という状態です。

今世界は地球温暖化の問題がクローズアップされ、自然の変化について大いに議論されはじめました。
どうすれば環境にやさしいのか、どうすれば温暖化がふせげるのか、そうしたことばかりが科学的に話されているようですが、本当にそれだけでいいのでしょうか?

上記の写真を見れば、その原因はほかにあるようにも思います。

「モラル」の低下
自然の尊さが日本人から薄れている現実です。

子供がこんなことをしても親や周りの友人が見て見ぬふり、そして注意しない。
いや、もしかしたら何も感じていないのかもしれません。

悲しいですね。
きっと海や山は自分たちが汚されているのを見て泣いているはずです。怒っているはずです。

でもね・・・。
少なくともこうした真っ青な海、ブナの森から多大な恩恵を受けている我々地元の人間だけはそんな誇りを捨てたくはない。そう思いませんか?

何度も何度もこの場で問いかけてきましたが、こうした自然に対する「誇り」だけは私たち山陰に住む人間が訴えていかなければならないって感じています。

最後にもう一度。
みなさんの心に問いかけます。
「この写真を見て、あなたは何も感じませんか」


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