大山・山陰絵日記 「弓ヶ浜ブルー」 7月5日

もう一つの弓ヶ浜ブルーは、
白砂の向こう、
澄み切った蒼が特徴

“弓ヶ浜ブルー”といえば、地元で受け継がれる伝統工芸弓浜絣を連想する人も多いはず。

山陰を代表する三大絣の一つで、濃い藍色の地に白抜きの柄が映える先染め平織りの綿紬は、さっくりとした風合いが特徴。昭和50年には国の伝統的産業工芸品にも指定されました。

そんな伝統の「ブルー」とは違う、自然の「弓ヶ浜ブルー」がこの場所には存在しています。
それが下記の写真。

そう海の「ブルー」です。

見て下さい、この美しいライトなブルー。
この海どこ?
ハワイでもなければ、タヒチでもありません。
こんなにも澄み切ったアクアブルーの海が、実は私たちの地元、山陰にあったのです。
だからパスポートも不要。米子・境港市民ならチャリンコで十数分でこの世界へとたどり着くという贅沢感。私たちって、とってもとっても恵まれているのですね。

弓なりに弧を描くことからそう名づけられた「弓ヶ浜半島」に広がる美保湾。
晴れた日の朝、海岸線に沿って白砂の上を散歩していると、こんなにも澄んだ水辺の風景を私たちに届けてくれます。

みなさんは知ってましたか?
本当の山陰の海は、こんなにも底抜けに蒼で、キラキラと輝いているってことを。

もう一度出かけてみてください。
そして自分の瞳で確かめてみてください。
もしかして、「本当の美しさを見落としていたかも」って、思うかもしれませんから。


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