雨、時々笑顔
今年のステージは霧に包まれた湖畔のホールで恒例となった「夏至祭」が6月21日に開催されました。
ただ・・・。
今年は朝から生憎の雨模様。外でやるか、室内に変更するか、最後の最後のまで決断に悩みましたが、スタッフの結論は大山レークホテル内のホールにて実施、というものでした。
梅雨空の下、霧の大山に包まれながらのひと時も案外絵になるもんだ。そう思いつつスタッフ総出で準備に取りかかり、雨でも楽しめるようにと急遽レイアウトを変更しての会場変更も無事終了。
「こんな雨でお客さんは来てくれるのか?」そんな心配をよそに、開場前から毎年この夏至祭を楽しみに来られる方々を中心に続々と人が押し寄せ、気がつけばこんな小さなステージに
約400人もの方が来場されているではありませんか。
「ありがとう、ありがとう」。
スタッフそれぞれにそんな感謝の気持ちをもってみなさんを出迎え、そしていよいよ開演の時。
熱気に満ちたステージを各アーチストの方々が届けてくれたおかげで、いつしか降りしきる雨も忘れるほどに・・・。
そんな貴重な時間をこの場所にいるみなさんはきっと楽しまれたことでしょう。
六子(LOCO)もはや山陰発、TOPアーチストへの階段を駆け上り始めた彼女たち。
もしかして私たちは、その軌跡の一部を見ているのかもしれません。
「あの子たちが夏至祭で演奏したんだよ」。
いつかそう自慢できる、そんな伝説のライブになったのかも。
大工哲弘
最後に登場したのが、沖縄八重山民謡の第一人者と讃えられる大工哲弘さん。多彩な島唄に愛情を注ぎ込んで歌うスタイルが世界中で評価を得ているのです。その評判通り、このステージでも一つ一つのフレーズには、我々をひきつけるメッセージが込められているよう。
奥様との息の合ったステージは、大トリを飾るにふさわしいものでした。オーディエンスも共に踊ったフィナーレは非常に盛り上がりましたね。
なんぼなんでも山陰で活動するジャズバンド。
オープニングを飾り、降りしきる雨を忘れさせるしっとり大人の音楽を届けてくれました。
ジャズバンドとはいっても、ボサノバやPOPSなどのテイストを取り入れたステージはバラエティ豊か。「自分たちにしかできないステージ」を目指す彼らの言葉通り、オリジナリティにとんだライブを披露してくれましたね。
ステージの脇を固めるショップゾーン
グルメからTシャツまで多彩な顔ぶれがラインナップこの日、ステージの隣にはたくさんのショップも登場。
ステージの合間に、ちょっとした「お楽しみ」を届けてくれました。
おふくろの味「大山おこわ」に、
米子の人気ベーカリーが作る夏至祭限定サンド、
しぼりたてハチミツに、大山Gビール、名水豆腐。
そしてデザイナーズTシャツに、
フォトグラファーによる絵はがき、などなど。
またすっかり恒例となった米子高専の生徒さんによるキャンドルライティング。
今年は雨ということで傘を使ったアートキャンドルを提案してくれましたね。
これも夏至祭ならではのコラボレーション。
みなさん本当に雨の中、お疲れさまでした。
ともあれ、雨にも関わらずイベントは大成功。
とはいってもやっぱり外でやりたかった、というのが正直な気持ちです。
来年は必ずや、緑に包まれた湖畔のステージでお逢いしましょう。