今日の写真は大変貴重なものです。知る人ぞ知る伯耆安綱の太刀(国宝:東京国立博物館所蔵)です。
所用で上京した際、話題の土偶展(http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00&processId=00)を見に東京国立博物館にでかけましたが、隣の常設展でこの太刀に偶然出遭いました。常設展も展示替えで見ることができないこともが多々あるようですが、実にラッキーでした。
この刀は、日本刀の世界では神の域にあるという名刀で天下五剣の1つとされています。その中でも最高のものと表現もされているようですね。
ところで、この「伯耆安綱の太刀」は「太平記」に「伯耆国会見郡に大原五郎大安綱と云鍛冶・・・」と記録されていうということで、平安時代(西暦900年代後半)、大山の麓・伯耆町大原に住んでいたと言われる刀工の作とされています。
日本刀の特徴のひとつは「反り」。安綱は初めてこの反りを刀に与えた考案者とされています。が、それにしてもどうして大山の麓でそんな“発明”がされ、そんな“技術”があったのでしょう? 背景には大山を含む日野川水系(中国山地)がたたら製鉄の国内最大とも言える地域だったことがあるようです。優秀な鋼(はがね)の産地だったから、優秀な刀が生まれたのでしょうね。
目の当たりにするとその輝きに驚きますが、この太刀は1000年を超えても錆びないのはよほどいい鋼が当地にはあったという証であるようです。そして反りを考案するという高い技術があったという証でもあります。背景をもっともっと知りたくなりますね。
以前、東京国立博物館に出かけたときには、こんな大山・大神山神社の短刀(重要文化財)が展示してありました。
http://web.sanin.jp/p/daisenking/1/2/1/9/28/
東京で遭遇する大山ゆかりの宝物、格別です。
(ニュースフラッシュ)
1)東京で島根の観光売り込み 首都圏の大手旅行会社などを対象にした県観光情報説明会をホテルオークラで開催 島根県と同県観光連盟 今回初めて設けた商談会では、同県内から参加した約40の観光施設・団体が、それぞれのPRポイントや島根の観光資源を、首都圏の27社に売り込む(山中)・・・・・スピリチュアル(精神的、霊的)ブームなども踏まえ、神話や神社仏閣といった「神々の国」というイメージを前面に出してのPRとなったということ。首都圏マーケットには、それがストライクでしょうね!
2)鳥取、島根両県共催で今秋ラムサール記念事業 登録5周年記念事業を米子、松江両市で展開 展示とシンポジウム、中海・宍道湖と韓国で湿地環境の保護活動をしている子どもの交流事業などを実施(山中)・・・・・中海・宍道湖を楽しむプログラムもあるといいですね。一周サイクリングなんていうのはいかがでしょう。
※本日のNHK総合テレビ(鳥取)午後7時30分〜「ふるさと発 新日本紀行ふたたび」ということで、大山山麓の「香取開拓地」の物語が放送されます。昭和46年に放送されたもので、懐かしい当時の風景が画面にひろがります。タイムスリップして約40年前の大山山麓にでかけましょう。
http://www.nhk.or.jp/tottori/new/100205.html
山陰中央新報 http://www.sanin-chuo.co.jp/
日本海新聞 http://www.nnn.co.jp/
朝日新聞(鳥取) http://mytown.asahi.com/tottori/
朝日新聞(島根) http://mytown.asahi.com/shimane/
読売新聞(鳥取) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/
読売新聞(島根) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/
毎日新聞(鳥取) http://mainichi.jp/area/tottori/
毎日新聞(島根) http://mainichi.jp/area/shimane/
山陰放送ニュース http://bss.jp/news/index.html
中海テレビ http://gozura101.chukai.ne.jp/site/page/chukai/community/localnews/