4/12 王国ニュースフラッシュ

丘の上の一本桜。あやしく美しい。
まほろばの里・淀江の豊饒な大地を見渡す伯耆古代の丘で満開となっていました。
「まほろばと」・・・という美しい響きは“すぐれたよい所・国”(広辞苑)を意味するいにしえからの言葉です。古事記で「大和は国のまほろばたたなづく青垣山ごもれる大和うるはし」と表現されています。

古代よりこの淀江の地には人々の営みがありました。妻木晩田遺跡や上淀廃寺遺跡、角田遺跡などなど数え切れないほどの先人達の足跡が残っていますが、これはここがまさに“まほろば”、美しい地だったからだと思います。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はまほろばの国・日本をこんなふうに描きました。「いったい、日本の国では、どうしてこんなに樹木が美しいのだろう。西洋では、梅が咲いても、桜がほころびても、格別、なんら目を驚かすこともないのに、それが日本の国だと、まるで美の奇跡になる。その美しさは、いかほど前にそのことを書物で読んだ人でも、じっさいに目のあたりにそれを見たら、あっと口がきけなくなるくらい、あやしく美しいのである。」

小泉八雲は松江に住み、この地も旅をした記録が残っています。もしかしたら同様の風景を見たのかもしれませんね。


(ニュースフラッシュ)


1)松葉ガニ水揚げ金額、1964年以降最高 鳥取県水産課が今年度のまとめ 雄の松葉ガニの水揚げ金額は12億1100万円 親ガニは前年を下回ったが、ズワイガニ全体では2番目に多い水揚げ金額・・・・・過去最高とはいい響きですね。一時期の危機状態から完全に復活。これまでの様々取組みが結実!


2)片山知事 きょう退任 退任後は慶応大学大学院法学科の教授に就任、また鳥取大学客員教授にも就任 毎週金曜日に教壇に立つ予定(後期の10月から)・・・・・お疲れさまでした。お世話になりました。


3)皆生温泉の旅館 料理にカロリーと塩分表示 健康やダイエットに関心のある若年層や中高年の旅行客の拡大に期待 温泉のイメージアップづくり 知恵絞り誘客取組みすすむ・・・・・皆生の温泉旅館も目に見える形で変化が始まりました。宿泊客の評価はどうでしょう。


4)15日に『はくたチューリップ祭』40品種50万本がカラフルに咲き誇る 出雲平野の斐川町でも14,15日『斐川チューリップ祭』120種70万本・・・・・今週末はチューリップサンデーになりそうですね。花回廊でも満開宣言。
 

5)県民企画アートチャレンジ事業 西部公開審査 2事業を採択 米子出身の映画監督、故岡本喜八さんの生家を活用した「KIHACHI祭 IN米子」と写真と模型で米子の中心市街地を表現する「88(はちはち)フォトも」が選ばれる 11月1-4日で展示・・・・・文化の活性化=街の活性化ということでの取組みでしょうか。11月が楽しみです。


6)楽天市場出店の「とっとり物産展」初売上げ3961万円 2月中旬から1ヶ月間 県内30社参加で 市場開拓に手応え 境港・モリイ食品の天ぷらセットが売れ筋ランキング1位になる快挙も・・・・・“楽天”の威力はスゴイですね。


7)「神在月」条例に 出雲市 識者招き意見交換 独自文化の浸透目指す 『神在月文化振興条例(仮称)』 意見交換では「神在月はオンリーワンのブランドで情報発信に有効」、一方「静かに神様を迎える伝統を邪魔してはいけない」・・・・・「神在月」は出雲市のもの? という疑問も。

 
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