夜明け前の大山。
真西の母塚山からの瑠璃光を後光にして山容が漆黒のシルエットで浮かびあがりました。
このカタチ、見れば見るほどある仏像を思い出します。不動明王です。真中の弥山は不動明王の躰、向かって左側の尖った峰・三鈷峰は「三鈷の剣（さんこのけん）」、右手の烏ヶ山は「羂索（けんじゃく）」、そして後方の燃える空は「迦楼羅焔（かるらえん）」。先人達はこの山容に不動明王を重ねたのは間違いないように感じますが、さて・・・。ちなみに、大山の中心仏のひとつは大日如来です。不動明王は大日如来の化身とされ、大山寺にも複数の坐像が祀られています。大山寺霊宝閣に安置されている不動明王坐像はコチラでご覧いただけます。
http://www.daisen.jp/p/2/area/yamagawa/48/31/
不動明王、三鈷の剣、羂索、迦楼羅焔・・・詳しく解説すると長くなります。気になる方は調べてみてください。きっと発見が！？