皆生海岸のサンセット。波に濡れた砂浜が錦に染まりました。“浄土ヶ浜”と表現したくなる!?
この時期は島根半島・枕木山に沈みます。この山上(標高456m)には龍翔山・華蔵寺という1200年前に開かれた禅宗の古刹があります。あの時代にこんな山の上にお寺を設置したのには、深い理由がありそうですが、この夕日も、そして枕木山から望む朝日(大山方面から昇る)も大いに関係がありそうです。御本尊は釈迦牟尼佛と枕木薬師如来ということですが、ここからも推察できるように思いますが、さて…。ちなみに、華蔵寺は時代に翻弄されて隆盛~衰退と変化の激しい歴史がありましたが、松江築城にあたり、城の鬼門として祈願所となり復興しました。その後、松平直政公の時代(1657年)に再興され、歴代藩主の帰依篤く、外護を受けたということ。夕日が沈む山風景からも、先人達のメッセージを感じることができるように思います。それをきちんとキャッチしたいものです。