漆黒の大山・中門院谷の深い森をゆっくり流れる火の川。
6月4日は恒例の大山夏山開き前夜祭が開催され、大神山神社奥宮(江戸時代までの神仏習合の時代は大山寺本堂)から博労座広場までの参道に炎が流れました。視点を変えるとみんなで作る「ファイヤーアート」かもしれない。
大山は1300年前に編纂された出雲風土記で「火神岳」と表現されていました。まさに火の神の宿る山ということですが、1300年の時を経てなお、先人達の信仰(想い)がカタチになって私達現代人にメッセージを発信しているのかもしれません。火の神と火の川、この繋がりを大山1300年の物語の柱に出来ることができれば、大山のたいまつ行列がさらに価値あるものに昇華しているに違いない。