稲穂の大波が、うねりになって打ち寄せるているかのような大山北麓の豊かな大地。
眼下には日本海、背後には大山北壁。そんな絶景フィールドで見る“穂波”はまるで環境映像のようです。
かつて、幕末から明治時代初期に日本にやってきた外国人たちの多くが、手入れのゆきとどいた日本の田圃や畑に驚き、様々に表現しています。その中でもイギリスの園芸学者ロバート・フォーチュンは日本の田圃を見て『農園というより庭園に似ている』と表現をしていますが、まさにこの穂波のある風景は江戸時代から続く“庭園~Garden~”なのかもしれません。