よく世界史の授業で登場した世界四大文明。
エジプト文明はナイル川、黄河文明は黄河・・・。それらに共通すること。それはみな「川」から生まれたものだということ。
人々の暮らし、そして町の発展に欠かせないものこそが「水」であり、地元に住む人たちは「川」を愛し、神聖なものとして祀り、崇め、月日を重ねてきたのです。
もちろん日本各地にも、様々な「大河」が存在します。
ココ鳥取県とて同じこと。
霊峰大山の麓、県西部に位置する米子市、日吉津村、伯耆町、江府町、日野町、日南町。これらの町を縦断する川こそが「日野川」であり、それぞれの町はこの日野川の恩恵を受け、これまで長い“時間”を刻んできました。
「川」の歴史。
そこには人々の営みが創り出したそれぞれの歴史、そして物語も同時に存在し、数百年、数千年経った今もなお、我々がそうであるように、未来に向け大きな「力」を与え続けてくれるのです。
絶えず流れ続け、移りゆく時代には決して流されることのない不変性、そして常に美しさと雄大さを保ち続ける日常性。
そっと地元の暮らしを見守り続ける心の広さと温かさ。
「日野川」には、“母なる大河”の趣を感じてしまいます。
深呼吸する「川」
私たちは命宿るこの「川」の想いを伝えていきたい
時に荒れ、時に穏やかに・・・
その時により様々な「感情」を見せる日野川に、我々は「命」が宿ると信じています。
この「感情」こそ、喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、人間に宛てた切なるメッセージ。
「川は生きている・・・」
我々は、そのことを理解し、そして後世に伝える代弁者でありたい。
だからこそ、未来に向け日野川の「命」を守っていかなければならないのです。
川を愛し、川の“宝”を授かり、川と暮らす。
我々「コーセン」は、この美しい日野川とともに、これからも「歴史」を刻んでいくつもりです。