歴史探訪導入本文

中国地方の秀峰・大山。その大山を中心に、美しい弓型を描く海岸線、のどかな牧場風景が心を癒す蒜山が続き、観るところには事欠きません。また、これらは四季折々にその美しさを変え、自然のままの季節を肌で感じることができます。


大山の基本情報

出雲国風土記「国引きの神話」にも登場し、古代から『神々がおわす山』としてあがめられてきた大山は、日本海にそびえ立つ孤立峰です。

最高地点=1,720m (中国地方の最高峰)西側(米子市方面)から見た大山は「伯耆富士」と呼ばれる。昭和11年、日本で3番目の国立公園に指定される。
昭和38年、蒜山地域、隠岐島、島根半島、三瓶山地域が追加指定され現在の「大山隠岐国立公園」となる。


大山春夏秋冬




夏の気候本文

周辺の市町村に比べると涼しく、避暑地としても利用されていますが、年間総降雨量は3000mmを超える強風多雨雪地域です。

登山の時には、事前に天気予報などで天候状況をよく調べるようにしましょう。大山は足場が不安定な箇所があります。悪天候での無理な登山はなるべく避け、安全な登山を心がけてください。


UV対策・日よけ対策をお忘れなく!

山を登って行くと、森林限界があり直接日光を浴びることになります。
UV対策はもちろん、「つば」のある帽子をかぶる、サングラスをするなど日よけ対策もしておいてください。


水分は多めに準備を!夏山登山道には水場がありません。水分はなるべく多めに持っていくことをお勧めします。
また、涼しいうちに登りはじめるといいでしょう。


冬の気候本文

大山は日本海に面しており、また、周りよりひときわ高くそびえているため、冬にはシベリヤ寒気団から北西の季節風をまともに受け、平地に比べ寒さが厳しくなります。


積雪も早く、大体11月頃には初冠雪を記録します。
大山寺あたりでも、平均気温は周辺の平地部市町村に比べると約5度近く低く、降雪期間は約200日間にわたります。

降雪が多いのに加え、天候も変わりやすいので冬山登山にはより一層の注意と事前の準備が必要です。

登り始めに天気が良くても一瞬にして荒れることもあります。無理な登山は避けるとともに、冬山に慣れた経験豊富な人に同行してもらうようにしましょう。