日本屈指の紅葉に逢いに・・・ 大山パークウェイ 秋の“再会”コース
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大自然の恵みに感謝
大山の紅葉と、一年ぶりの再会へ
秋を感じる日本の美しい彩り。それが紅葉です。
毎年のように繰り返される四季の変化に過ぎないけれど、自然の中に身をおき、本当の紅葉の美しさにみなさんは向き合ったことはありますか?
ここ大山パークウェイの一部、大山周辺にはそんな時間を与えてくれる素晴らしい紅葉絵巻が存在しています。
知っているようで知らなかった大山の紅葉アート。
日本屈指の美しさといわれるその理由を、ぜひ自身の目で確かめてはみませんか?
日々のストレスを忘れさせてくれる、そんな時間があなたを待っています。
※このコース上にはガソリンスタンドはありません。事前に満タンにしておく必要がありますのでご注意ください。
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AM6:00 蒜山高原
まだ夜も明け切れぬ米子道蒜山ICを降りたところからこの旅は始まります。
朝もやに煙る高原を走っていると空が徐々に明け、それと同時に燃えるような赤く染まり始めます。
東の空に描き出される真っ赤な朝焼けが、みなさんの旅を祝福します。
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AM 6:30 鬼女台展望駐車場
蒜山高原の三木ヶ原から大山へ。峠道を走り県境へと差し掛かった場所にある展望台。
この時間になると、蒜山三座の横から今にも飛び出そうとする日の出のシーンに遭遇。そして脇には蒜山の町並みを包む雲海のベールも。
自然が描き出す大スケールの風景は、紅葉にも負けない秋のドラマです。
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まるで雲の上を走るかのような・・・。
幻想的なドライブを演出。
朝日に照らされ輝く雲の絨毯。
車窓から眺める黄金色の雲海にただただ見とれるばかりです。
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AM 8:00 鏡ヶ成
目の前に烏ヶ山がそびえる鏡ヶ成。
紅葉に染まる山肌がこの時間帯、徐々に日が当たりはじめ明るく染まり始めます。
まるでスポットライトを浴びるかのように・・・。
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AM 9:00 木谷沢
奥大山スキー場前、高原の駅「ブナの森から」の横にある散策道を深い森へと進んでいくと約5分でこんな渓流美に。
まるで森の妖精が迎えてくれそうな、そんな不思議な森の雰囲気に包まれます。
奥大山と言えば・・・。サントリー天然水で今や全国区。
そのCMではご覧のような森を舞台に撮影されてましたね。
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AM 9:45 鍵掛峠
そして、今回のメインステージでもある鍵掛峠へ。
大山の紅葉でも一番の美しさを誇るこの場所。
今の時期、ブナの森が七色に染まり、雄大な南壁とのコントラストは訪れる人を魅了します。
晩秋には、雪の綿帽子をかぶった南壁と紅葉の共演も。
大山の紅葉には二度のクライマックスがあることを知っておいてくださいね。
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AM 10:30 ブナのトンネル
七色に染まる紅葉を進み、三の沢を越えると道の両脇に巨大な木々が立ち並び、ブナのトンネルを作り出しています。
ここでは車の窓を全開で。
森のマイナスイオンを体いっぱいに感じてみませんか?
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AM 11:00 大山桝水高原
ブナの森を抜ければ、マツムシソウとススキの絨毯に彩られる桝水高原に到着。
あっ、この秋限定で、今や高原の“メェ〜(名)物”となったヤギのピオーネちゃんがみなさんを愛くるしい表情で迎えてくれるはず。
笑顔で挨拶を済ませれば、ここではちょっと高原ならではのスペシャリティを・・・。
それは・・・。
AM 11:10 桝水高原天空リフト
それは大山の中腹に向かって駆け上がる天空リフト。
まさに“天空”。
所要時間10分の空中散歩をお楽しみください。
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リフト頂からの風景。
一面のパノラマビュー。遠く、弓ヶ浜半島や美保湾、中海、そして神話の舞台・島根半島。天気がよければ隠岐島までを望むことも。
広い空に抱かれ、見下ろせばパノラマの高原ビュー。
きっと癒されるはず。
帰り道はぜひ、リフトには乗らず、自分の背丈ほどもあるススキの散歩道を下って降りることをオススメします。
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PM 12:30 桝水高原&大山放牧場でランチタイム
ランチは高原の風に包まれながらご当地グルメを。
桝水高原真ん前にある「まつおか」の大山おこわ&大山そば、また「桝水フィールドステーション」2階のレストラン「雅家」で、日曜日限定で販売される大山バーガーなど、せっかくだから大山を感じる名物メニューをパクッ。
食後のデザートは、「大山まきばみるくの里」で一日4500本も売り上げるというモンスターアイス「みるくの里特製ソフトクリーム」で決まり!
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PM 1:30 大山放牧場
お腹いっぱいで向かった先は、秋色に染まる大山の下に広がる大山放牧場。
牧草地に放牧される牛たちとご対面をはたし、最後は笑顔で記念撮影〜。
“モォ〜”最高!
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PM 2:00 豪円山のろし台
さらに進み、冬時期には多くのスキー客を集める西日本最大規模のスキー場「大山スキー場」方面へ。
大山の絶景ポイント。
南壁が“鍵掛峠”なら、北壁はここ“豪円山のろし台”。
ここから眺める雄大なロケーションは北欧のリゾート地を彷彿とし、この秋は、白銀に染まるゲレンデに紅葉のシュプールが描き出されます。
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PM 2:30 石畳の参道
豊かな自然と並ぶ大山の姿。
それは神々が住む山として刻まれてきれた深い歴史の舞台であるということ。
そのシンボルでもある大山寺、大神山神社奥宮へと続く石畳の参道。
これは自然石の石畳としては日本一の長さを誇っています。
刻まれた時間を物語るように残された歴史の証し。
どこか重々しい時間と独特の空気感が訪れる人々を別世界へと誘います。
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大神山神社へと向かう途中、「金門」の看板を見つければその場所を右折。
ゆっくりと歴史の足跡を辿るように進みます。
緑から黄色、赤へと変化が進む木々たちのトンネルを抜けると・・・。
そこには・・・。
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PM 3:00 金門・賽の河原
神域と人間界の境界線といわれた「金門」、そして「賽の河原」があります。
目の前に飛び込む紅葉風景と大山の北壁。
圧倒的な風景にただただ無言の時間が続きます。
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PM 3:30 大神山神社奥宮
落葉が敷き詰められた長い石段を駆け上がると、そこに待つ全国最大規模の権現造りの建物。
もともとは僧が修験のために大山に登り、その道場として簡単な遥拝所を設けるようになったのが始まりとされていますが、創建・開創は出雲風土記、延喜式などに記載あるものの不明とされています。
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PM 4:15 大山観光道路
参道をおり、再び車に乗り込んだら先ほどまで高台から眺めていた海を目指し、一気に大山観光道路を駆け下ります。
まるで海に向かってダイブするかのように・・・。
そしていよいよ旅のフィナーレへ
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PM 5:00 湊山公園
旅の終わりを迎える場所。
それはお隣り宍道湖の夕日にも負けない美しさを誇る中海の夕景。
その代表的な名所でもある米子市民の憩いの場所「湊山公園」へと到着し、しばし水辺にて佇む時間。
実は、こうした何もしない、何も考えずじっとしている時間こそが最高の贅沢なのです。
日没30分前から始まる夕日のドラマを眺めつつ。
紅葉の旅はフィナーレを迎えます。