大山寺阿弥陀堂西側に広がる墓地。苔生した墓標が森の奥まで並んでします。
いつの時代からここにあるのだろう・・・調査したら面白い事実が浮かび上がるかもしれません。墓標と表現しましたが、これはここには亡骸を埋めていないから。というのも、聖なる山に、亡骸を埋葬することはなかったということ。
墓標を見ると阿闍梨(あじゃり)、大阿闍梨とタイトルのついたものが多いのに驚きます。阿闍梨というのは長年の修行の成果を認められた人に与えられるもので、簡単にその称号は与えられませんが、大山にはそのレベルの僧侶が沢山務めていたのでしょう。大阿闍梨と言えば「生き仏」とも表現されます。酒井雄哉大阿闍梨(比叡山飯室谷不動堂長寿院住職)の極限の修行が知られていますが、その修行は「生き葬式」といわれる、不眠・不臥・断食・断水の9日間の「堂入り」をはじめ、凄絶な荒行に挑み、7年の歳月をかけて満行。史上二人を数えるのみの二千日回峰も達成というもの。墓標を見ていくと、大山はそんな修行の場所だったことを確認することができます。
山陰中央新報 http://www.sanin-chuo.co.jp/
日本海新聞 http://www.nnn.co.jp/
朝日新聞(鳥取) http://mytown.asahi.com/tottori/
朝日新聞(島根) http://mytown.asahi.com/shimane/
読売新聞(鳥取) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/
読売新聞(島根) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/
毎日新聞(鳥取) http://mainichi.jp/area/tottori/
毎日新聞(島根) http://mainichi.jp/area/shimane/
山陰放送ニュース http://bss.jp/news/index.html
中海テレビ http://gozura101.chukai.ne.jp/site/page/chukai/community/localnews/