広大な山肌を誇る大山。10月の終わり頃から徐々に紅葉が色づき初め、いよいよ美しい深緑の姿から、錦糸の纏った紅葉の衣裳に衣替え。いよいよ本格的な秋の到来を辺り一帯に告げてくれます。「場所も変われば景色も変わる」そんな大山の紅葉の魅力を事前にチェックすれば、秋の紅葉は何倍も楽しめるハズ。グルッと一周大山山麓を巡る旅で、ぜひ芸術の秋、食欲の秋を存分にご堪能ください。
米子道江府IC
↓ 約15.6km 車で約25分
1 鍵掛峠
↓ 約5.7km 車で約10分
2 桝水高原
↓ 約50m 徒歩約1分
3 まつおか・やまぼうし
↓ 約3.3km 車で約7分
4 大神山神社
↓ 約1.6km 車で約5分
5 大山スキー場
↓ 約10.9km 車で約15分
6 夕日の丘「神田」
↓ 約21.4km 車で約30分
7 植田正治写真美術館
↓ 約5.4km 車で約10分
8 岸本温泉ゆうあい・パル
↓ 約6.7km 車で約13分
米子道米子IC
■鍵掛峠
大山でも屈指のドライビングスポット、大山から蒜山へと抜ける大山環状道路沿いに駐車場を備えた展望台。こちらでは、背景にそびえ立つ大山の白い綾線に、山麓の橙色に染められたブナの林をしっかりとらえることができます。コーナーを曲がるたび、また西日で輝く夕暮れ時など、少しづつ時間帯や角度で彩りを変える表情は、まるでスポットライトを当てているよう。紅葉のドライビングシアターをぜひご堪能ください。
■大山まきばミルクの里・桝水高原
伯耆町屈指の紅葉スポット。見上げる頂の下、広大に広がる高原が秋ならではのしんみりと郷愁を誘う風景に変身。大山放牧場を通る際、放牧される牛を背景に眺める紅葉もユニークです。大山寺から県道158号線を南に進み、桝水高原へと到着する約4.5kmの道沿いでも、見事な赤のトンネルが出迎えてくれることでしょう。
■まつおか旅館・やまぼうし
大山の豊かな自然に育つ山菜を使った郷土料理「大山おこわ」。こちらを食べさせてくれるのが、桝水高原の玄関口に軒を連ねるこちらの2軒。昔ながらの製法で丁寧に蒸し上げられた餅米には、自然の香りがたっぷり。大山おこわは大山町にある「訪辺歩来」、「朝霧山荘」、米子市の「レストランぼすけ」などでもいただくことが可能です。
■大神山神社 (おおがみやまじんじゃ)
大山寺からさらに奥、社殿は国内最大級の権現造で、末社の下山神社と2基の鳥居とともに国の重要文化財に指定される大神山神社奥宮。映える赤に、神々しく輝く黄色、そして大木の鮮やかな緑に包まれる約800mの参道は、迫り来る大自然につい身震いしてしまいそう。神聖な境内で深呼吸すれば心の中まで洗われそうな気分に。
■大山スキー場
12月末には白銀の世界へと変化する大山国際、豪円山、中の原などが一同に連なるスノーリゾート・大山スキー場。実は12月末のシーズンインを前、広大な傾斜に広がる美しい紅葉のドラマを楽しむことができます。その姿はまさに“ゲレンデに映える紅葉シュプール”。伸びる影が郷愁を誘う、夕暮れ時も実に見物です。
■夕日の丘「神田」
名和地区の小高い丘の上に広がる絶景スポットで、夕日の美しさには定評があります。近くにはバンガローなどを備えたレジャー施設「山香荘」もあり。秋の味覚時期には、この一帯に広がる観光農園でのリンゴ狩り目当てに、多くのレジャー客が毎年やってくるそうです。ぜひ紅葉ツアーの立寄りとして体験してみてください。
■植田正治写真美術館 (うえだしょうじしゃしんびじゅつかん)
生涯山陰の自然にこだわり、被写体をオブジェのように配置する独特の技法で多くの有名作品を残してきた、写真家植田正治氏の作品を展示しています。また館内には、世界最大規模のカメラレンズが取り付けられ、壁面に映し出される大山の雄姿にただただ感動の映像展示室も設置。最近では、俳優・福山雅治さんが師事、個展を開く場所としても有名です。館内に飾られるモノクロームの世界でぜひアートな秋を満喫してみましょう。
■岸本温泉ゆうあい・パル
山陰初の「雪肌サウナ」(室温1〜4度の冷凍サウナ)、2種類の露天風呂やジェットバス、気泡風呂も用意。地下1150mから汲み上げるアルカリ性単純泉の湯で神経痛、冷え性、疲労回復、リフレッシュ効果なども期待できそうです。水着着用で利用する温泉プール、トレーニングルーム、レストラン「湯味庵」も併設、充実のスパです。